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医療現場で働くために必要な資格

平均寿命が延び、定期健診や人間ドックなど、病気にかかっていなくても予防のために病院へ行く機会も多い現代は、医療従事者の需要はとても高いと言える。
医療は命に関わる職業なので、深い専門知識と技術が求められるが、医療現場で必要とされる資格は大きく3つに分類される。それは、「国家資格」と「公的資格」と「民間資格」だ。その違いを簡単に説明すると、検定試験と認定を行う主催者にある。
国家資格は、法律に基づいて認定が行われるもので、医師や看護師、臨床検査技師、理学療法士、臨床工学技士、救急救命士、薬剤師、管理栄養士、介護福祉士などがこれにあたる。
公的資格は、民間団体が主催し官庁や大臣が認定を行うもので、有名なものでは教員免許やスクールカウンセラーなどが挙げられる。医療に関するものでは、准看護師やホームヘルパー、ケアマネージャー(介護支援専門員)、応急手当指導員などとなり、資格によっては数日間の受講後に筆記と実技の試験で取得できるなど、難易度が低めのものもあるのだ。
民間資格は、民間団体が主催し認定をするもので、法律の根拠はなく誰にでも作ることができる資格である。TOEICや英検などは受験で評価を受ける程有名だが、医療に関するものは医療事務や介護事務、看護助手、産業カウンセラー、臨床心理士などとなる。
国家資格には難易度の高いものが多く、特に医師は三大国家資格(医師・弁護士・公認会計士)と呼ばれ、6年間大学で学ぶことが受験の必須条件であったりと、ハードルが高くなっている。このように、資格を取るために長い期間の勉強や臨床経験が必要なものもあるので、事前に下調べが必要だ。