医療関連のおすすめ職種とは?
医療関係の仕事は多岐に渡る。職種ごとに資格取得の難易度、収入、労働環境などが異なる。そのため、おすすめ職種かどうかは収入を重視するのか、資格の難易度を重視するのか自分の尺度で変わってくる。
収入を重視するならやはり医師がおすすめだ。弁護士に劣るとは言え、他の職種も含めた平均収入では全体の2位につけている。ただし、資格取得の難易度は高い。まず、大学の医学部に合格するのが難しい上に、合格後は6年間通う必要がある。授業料も高いため、さまざまな面で難易度が高いといえるだろう。
歯科医・薬剤師は収入は医師に劣るが、国家試験の難易度は医師より優しい。歯科医は供給過多と言われている状況が続いているが、相変わらず人気の資格である。ただし、開業医と勤務医で収入に大きな差がある。
薬剤師の求人は病院や調剤薬局以外にドラッグストアでも出されるので需要が安定している。また夜勤も少なく労働環境がそれほど厳しくないのも人気の理由である。
医師・歯科医・薬剤師は資格を取るまでに最短で6年かかるが、看護師は最短3年で取得できる。病院では慢性的な看護師不足に悩まされているので常に需要もある上に、収入も安定している。ただし労働環境はかなりハードである。
資格取得の難易度の低さを重視するなら事務系の職種がおすすめだ。医療事務、調剤薬局事務、介護事務などは民間の団体が主催する資格なので取得難易度は低めだ。資格が取りやすいせいか有資格者も多く、資格を持っていることで必ずしも希望の勤務地勤での務形態がのぞめない場合もある。だがパートなどの時間限定勤務ならば、一番おすすめの職種となっているといえるだろう。
このように医療関係の仕事にはそれぞれメリット・デメリットがある。自分にとってのメリットやデメリットを見極めてからどの仕事を選ぶかが重要である。